カンセリングを重視した治療いきなり歯を削ったり 抜いたりするのではなくまずはあなたの声をお聞かせください

  1. ▼ 初診カウンセリング
  2. ▼ 初診時からの治療の流れ
  3. ▼ 複数の治療計画を提案
  4. ▼ 自費治療と保険治療の違い

初診カウンセリング・治療の流れ

初診カウンセリング

皆さんは、何を求めて歯科医院を訪ねますか?

「痛みが治まらない」「銀歯が見えるのが嫌だ」「うまく咬めない」「歯がグラグラする」

きっと、人それぞれの「主訴」をお持ちになっているはずです。
しかし、私たちは、その「主訴の解決だけ」を考えて治療するわけではありません。

私たちは1本の歯だけを診たいのではなく、口腔内全体を、全身状態を、そして何より患者さん一人一人の「気持ち」に寄り添った治療を提供したいと考えています。

だからこそ、「いつから症状があるのか」「今まで他の歯科医療機関でどのようか治療を受けてきたのか」「歯科治療に対する不安」「治療を受ける上での希望」「治療方法を選択する上での優先順位」「これからどういう口腔内になりたいのか」といった目には視えないものを大切にしなければなりません。

初診カウンセリングは、患者さんの気持ちを可視化する大切なものです。あなたの声をお聞かせください。

初診時からの治療の流れ

STEP.1

1. 問診・初診カウンセリング 問診票を記入して頂いたのちに、個室でより詳しいお話を聞かせていただきます。

2. データギャザリング 初診カウンセリングの後は、診断を行うために必要な検査をします。その検査データを集めることをデータギャザリングと言います。必要な基本データは以下のものになります。

1.口腔内写真
口腔の様子を記録するために10枚程度のデジタル写真を撮影します。

2.レントゲン検査
患歯だけでなく周辺の組織までを診断できるように数種類の撮影方法でデジタルレントゲン写真を撮影します。

3.歯周検査
歯周組織の状態を把握し、記録を残すために歯周ポケット検査をします。この検査結果により、歯周病の程度を調べることができます。

3. ご説明・応急処置 現在のお口の中の状態と、おおまかな治療の流れを説明いたします。詳細な検査結果の説明は2回目以降の来院日に行います。
痛みや腫れがある場合は、応急処置を行います。

STEP.2

検査データをもとに「診断・治療計画の立案」をし、その内容について、説明と提案をさせていただきます。
(さらにより詳しい診査・診断を要する場合もあります。)
ただし、痛みなどの症状が続いているときは、治療を優先します。

主訴の部位だけではなく、歯・歯周組織・歯並び・咬み合わせ・顎関節などの面から問題点をリストアップしていきます。

できる限り「歯を残すこと」に重点をおいて、治療計画を提案します。
患者さんの希望を聞きながら、医学的にそれを実現することが可能なのか、もし可能ならばそのためにどのような治療オプションが必要なのかを考えます。
患者さんが納得できるまで相談し、患者さんに選んでいただいた治療計画を、お互いが目指す治療ゴールとします。治療ゴールが定まるまでは、本格的な治療は始まりません。

STEP.3

治療ゴールと治療計画の再確認をします。
患者さんの了承と同意が得られた段階で、初めて治療が開始されます。

以降は治療計画に沿って治療が進んでいきますが、もちろん状況の変化もありますので、その際は患者さんと相談して計画の修正を行い、そのつどご理解を得ながら進めていきます。

実際に治療した症例を提示しながら複数の治療計画を提案

多くの患者さんにおいて、治療方法は1つではありません。

例えば
「右下の奥歯をすでに喪失しまっていて、右側で咬めない。ブリッジの土台にする歯もないので、入れ歯にするしかないと言われた
という患者さんに対して、
「プラスチック製の厚みのある大きな義歯(保険診療)」
「薄くて小さな違和感の少ない金属製の精密義歯(自由診療)」
「インプラント治療(自由診療)」
「余った親知らずなどがあれば、それを使った歯牙移植(自由診療)」

などの方法が挙げられます。

これはあくまで一例ですが、それでも詳しい情報なく「この中から1つ選んでください」と言われても、困ってしまうでしょう。

そのため当院では、実際に治療した類似症例を提示しながら、それぞれの治療方法のメリット・デメリットを説明します。

保険診療と自由診療の違い

「保険診療=銀歯と義歯、自由診療=白い歯とインプラント」というイメージを持たれている方が多いかと思いますが、素材だけが両者の違いではありません。

また、一般的な保険診療では治療費の一部が自己負担になるため、治療費を抑えることができます。一方、保険適応外の自由診療では全額自己負担になるため高額なイメージを受けると思います。

しかし自由診療では、保険診療では使用することのできない質の高い材料、高度な治療用器具を用いて、十分に「時間」をかけた丁寧で精度の高い治療を提供することができるのです。

ヨーロッパやアメリカにおいて歯の治療にかかる費用は、日本の保険治療費の数10倍以上かかるものが多くあります。そういった環境で扱われているものと同等の器材を用いて、同等のクオリティの治療をしようと思うと、保険治療では難しいこともあります。

丁寧に処置された歯は再治療のリスクも低く、結果その歯の寿命を延ばすことになります。天然歯の健康を維持することは、生涯にわたる全身の健康にも大きな影響を与えます。長い目で見たときに、自由診療は決して高いものではないと私たちは考えています。